32期 沖縄修学旅行 

前日の様子 9月30日(水) 

あいにく雨のお天気となりましたが、荷物の発送に遅れる生徒もおらず、いよいよ明日を迎えるばかり。

荷物発送 荷物発送

 

2校時はLHR 

3校時は体育館で結団式

結団式では、@校長先生のお話、A添乗員さんの紹介(東武トラベル)のあと、「修学旅行の目的」が確認されました。

 「沖縄独自の風土と文化に触れながら、アジア・太平洋戦争の悲劇の現場を訪れ、平和について深く考えます。また、沖縄ならではの自然の中で体験学習を行い、高校時代の貴重な思い出を作ります」

写真は体育館の様子です。

結団式 結団式



32期 沖縄修学旅行 

一日目の様子 10月1日(木) 創立記念日

 

本日の行程

:15羽田空港集合→羽田空港出発→11:15 那覇空港着→

12:00糸満(昼食)→各クラスごと壕(ガマ)の見学→那覇・泊港→

17:00座間味港→入村式 平和の塔(講話)18:00〜18:30

19:00夕食  各民宿  奇数クラスは港でBBQ

 

 

1 羽田集合
いよいよ待ちに待った修学旅行。朝早くの集合でしたが、一人も遅れることなく無事出発できました。これからの4日間に期待をふくらませて、飛び立ちました。
羽田集合
写真1 羽田集合

2 那覇空港

暑い!暑い! 沖縄の気温は32度。沖縄の空気の違いを感じながらそれぞれのバスに向かい、平和体験学習「ガマ(壕)」体験へ出発です。

那覇空港
写真2 那覇空港

 

3 ガマ体験

1・2組は糸数壕、3・4組は轟壕、5組はヌヌマチガマ、6組は山城本部壕、7・8組はアンディラガマ。それぞれ平和ガイドさんの説明を受け、ガマ体験を行いました。狭く、そして暗く、光も届かないガマ、足場も悪く、じめじめとしめったガマ、このようなところに逃げなくてはならなかった人々、そしてここで命を失った人々。64年前のこの地で起こった現場に立ち、戦争の悲惨さを知るとともに、平和の大切さを心に刻みました。

 写真は山城本部壕、平和ガイドの町田さんの説明を聞く生徒たち。

ガマでの説明
写真3 ガマでの説明
さとうきび
写真4 さとうきび


4 フェリー乗船と入村式

 那覇・泊港から座間味島に向かって出発です。

青い海、青い空、本土では見られない青さでした。

甲板で集合写真を撮り、2時間かけて座間味港に到着しました。ここで、村の宮里村長さんの歓迎の挨拶を受け、クラスごとの宿舎の方々に出迎えられいったん宿舎に入りました。

写真5
写真5 フェリー乗船写真
写真6
写真6 フェリー甲板


写真7写真7 フェリーから見る島

 

写真8
写真8 入村式 
写真9
写真9 宮里村長さんの挨拶


 

5 平和の塔

 

 座間味島は集団自決があった島。それぞれの宿から6時に平和の塔に再集合し、ここで、中村一男さんの話を伺いました。当時11歳であった中村さんは、大好きだった先輩の死を見たときに「絶対に自分は死にたくない」と思い、死ぬことしか考えられなくなっていった島の人々、集団ヒステリー状態になっていた人々から抜け出し、祖母とともに生き残った経験を語ってくれました。「なぜ人々は死ななければならなかったのか?」「人々を死に追いやったものは何か?」。今日一日、考えることが多く、本当に重たい一日になりましたが、「ヌチドウ(命)宝」。この言葉を知り、沖縄の人の平和への思いを知ることができたことは、この旅行が単なる観光旅行ではないということ、上鶴間高等学校の修学旅行であるということを改めて自覚させられました。

写真10

写真 10 平和の塔



二日目の様子 10月2日(金) 座間味体験活動

 

本日の行程

6:30 起床        7:00 各宿舎で朝食

8:10 港ターミナル集合 

8:25 各体験プログラムスタート    17:00 終了

18:00 偶数クラスが港ターミナルでBBQ 

      奇数クラスは各宿舎で夕食

19:30 振興センターにて、エイサー鑑賞・カチャシー、

 22:30 消灯

 

朝の集い

今日も沖縄は真夏です。緑の島が点在し、青い海がどこまでも続く座間味島の朝、フェリー乗り場のターミナルに8時10分に集合し、今日一日のスケジュールの確認と諸注意を受けているところです。ダイビング・シュノーケリング・シーカヤック・バナナボートなどのマリンスポーツ、クルージング・グラスボート、島内観光、磯釣り、無人島探検、漆喰シーサー作り・郷土菓子づくり、いよいよ体験プログラムのスタートです。

 

2日目 港ターミナルでの朝の集い

2日目 港ターミナルでの朝の集い 

体験プログラムについての説明
 体験プログラムについての説明(鍵和田)  
港ターミナルの風景
港ターミナルの風景

   

 

体験プログラムへ

古座間味ビーチ。ここはダイビング・シュノーケリング・バナナボートの活動場所です。古座間味ビーチ本部から見る海、神奈川の海とは全く違う海、ここでのマリンスポーツ体験に心躍りました。海上を疾走するバナナボートの快感に生徒たちは虜になりました。シュノーケリングを体験する女子生徒と男子生徒。透明度が高く、目前を泳ぐ魚達に目を見張りました。お魚になった私状態の教員も出た程です。

シーカヤックは、阿真ビーチから隣の無人島で、座間味の中でも真っ白い砂浜と海の美しさがピカイチの嘉比島まで往復しました。最初は和やかであったのに、最後はいつの間にかゴールを目指しての競争になりました。

沖縄の守り神、沖縄の家々で見ることができる漆喰シーサー作り。郷土菓子であるサーターアンダギー作り。マリンスポーツだけではない沖縄に触れる体験をしました。

 

古座間味ビーチの本部からの風景
古座間味ビーチの本部からの風景

 

バナナボート(出発前)
 バナナボート(出発前)
バナナボートの疾走
バナナボートの疾走

 

シュノーケリング 女子
シュノーケリング 女子
シュノーケリング 男子
シュノーケリング 男子

 

シーカヤック
シーカヤック
シーカヤックの沖にクルージングの船
シーカヤックの沖にクルージングの船

漆喰シーサーづくり 1
漆喰シーサーづくり 2

 漆喰シーサーづくり 

郷土菓子づくり 1
郷土菓子づくり 2

郷土菓子づくり


夕食
 昨日とは異なり、今日は偶数クラスがバーベキューで、奇数クラスが、各宿舎においての夕食となりました。各クラスにグリルが2つ備えてあり、一つでは焼きそばを、もう一つでは肉や野菜などを焼きました。男女が共同して作り、合間合間に写真を写したり、会話を楽しんで時間が経つのを忘れるほどでした。

バーベキュー バーベキュー(肉とソーセージ)

バーベキュー

 

歌って踊って
 夕食の後は、各クラス離島振興センターに会場を移し、島唄などを聞き、エイサーの迫力ある太鼓の音に何人もの生徒が度肝を抜かれ、最後は総ての人で歌って踊るカチャシーで、沖縄ならではの歓迎と送別の体験をしました。
 昨日は平和学習、今日は沖縄の自然や文化と、日常では体験できない貴重な時間を過ごすことができました。

エイサー

エイサー
 


三日目の様子 10月3日(土)

 美ら海水族館コースとニライカナイコース(体験)

 

本日の行程

6:30 起床        7:00 各宿舎で朝食

8:10 港ターミナル集合  

8:15 離村式  

8:30 乗船  9:00 座間味港出発 →11:00 那覇・泊港

11:20 バスにて出発  →フルーツランド 昼食12:50〜13:40

13:40 ニライカナイ・沖縄美ら海水族館へ出発

14:00〜16:00(沖縄美ら海水族館)

14:00〜17:00(ニライカナイ)    

17:45 ホテル   18:00 夕食(バイキング)  

22:30 消灯

 

離村式と出航

 朝食後、港ターミナルに集合し、離村式を行いました。天候は昨日とは変わっての曇り空ながら、そこは沖縄、朝から既に蒸し暑い。昨日のマリンスポーツで肌を焼きすぎた生徒も多く、顔や背中、肩などヒリヒリしている様子がありありと出ていました。

 まず離村式では、校長先生の挨拶、次に島の代表者のお別れの言葉、そして旅行委員の男子生徒によるお礼の言葉と続きました。島の代表者の方の言葉の中に、「またいつかこの島を訪れ、宿泊した民宿に顔を見せてくれたら、こんな嬉しいことはありません。ぜひ皆さんまた島にお越しください。・・・・・沖縄にはさよならという言葉はありません。マタマジュンナマヤ( また会いましょう )」という方言を教わりました。宿舎の女将さんたちの踊りと歌に見送られながら、私たちは出航しました。心のこもった見送りに多くの生徒たちが感激し、中には涙ぐむ姿も散見されました。

 

離村式
離村式
村のシーサー
村のシーサー

 

出港前
出港前
村の方々の見送り

村の方々の見送り

 

本島到着と昼食

 島に来た時より、今日は海風が少し強く、白波が立ち、今日は前よりも揺れるぞ、とわかっていましたが、案の定、出航してしばらくすると船酔いする生徒が徐々に増加。本島の泊港に着いた時にはホッとした生徒たちの姿が多く見られました。

 オキナワフルーツランドにおいて、沖縄そばの昼食を食べ、美ら海水族館とニライカナイの体験コースに別れました。

 

昼食場所
昼食場所
昼食はソーキそば
昼食はソーキそば

 

美ら海水族館コース

 バス全7台中、5台が水族館コースへ向かいました。黒潮に育まれた沖縄の海、人の想像を遥かに越えた雄大な命の営みが繰り広げられています。美ら海水族館は、その沖縄の海を体験する水族館です。大きな水槽に対面すると、自らが海深く潜り込み、魚の生態を直に見ているような錯覚に襲われるという新鮮な体験をしました。

 浅瀬の生き物たちに触れ合うコーナーでは、ヒトデやなまこなどに直に触れ、その感触を確かめることができました。

 階が下がるにしたがって、(海の)深度が増し、巨大なジンベエザメの水槽に至ると目が釘付けにされてしまう生徒もたいへん多かったように思います。丁度ジンベエザメの豪快な食事の時間を目の当たりにした生徒からは、「おおっ!」と歓声があがりました。

 

美ら海水族館1 美ら海水族館2

美ら海水族館

 

ニライカナイコース

 ニライカナイコースは、サトウキビ体験とパイナップル体験の2つがありました。

サトウキビ体験は、畑で斧や鎌の使い方を習ってから、それぞれがサトウキビの収穫を体験。慣れない道具の使い方に戸惑いながらも結構楽しそうでした。余り期待できないなぁというような雰囲気も無きにしもあらずであったが、作業が進むにつれて、引き込まれていく生徒の数が増えていきました。畑から戻ると、サトウキビを適当な大きさに裁断し、それが即お土産の第1弾に早代わり。サトウキビジュースを味わい、最後に鍋で搾り汁を煮詰めて黒糖作りを体験しました。合間合間に歌や踊りが挟まれ、生徒たちの気持ちも段々盛り上がり、最後は輪になって踊りだしました。自分たちで収穫し、黒糖に生まれ変わったサトウキビに、表情がほころんでいたことは云うまでも無いことでした。

 パイナップル体験は、畑でおいしそうなパイナップルを各班1つずつ収穫しました。恐らくほとんどの生徒が、パイナップルの実がなっているところを初めて実見したので、こんな風になっているのか、と驚きの声が漏れました。畑から戻って、カットの仕方をレクチャーされて、見よう見まねでジャム作り開始。悪戦苦闘しながらも、あちらこちらから甘い匂いが漂い始め、最後にジャムを瓶に詰めて完成。自信作の?お土産が出来上がりました。

それぞれのコースでのお土産も完成し、終了の時間が近づきました。職員の方々も別れを惜しみ「イチャリバチョーデー( 一回会えば皆兄弟同然、の意 )」と語って、三線と太鼓とカチャシーでバスを見送って下さいました。外から来た我々に対する沖縄の人たちの親愛の情の表し方が、たいへん嬉しく感じられるとともに、このように他の人々に接すれば、憎しみや争いの無い世界が実現できるのではないかと思いました。

 

さとうきび1 さとうきび2

さとうきび畑

さとうきび3
黒糖完成!
さとうきび4
別れ 踊り出す生徒


四日目の様子 10月4日(日) 最終日 

 首里城公園・国際通り班別自主行動

 

本日の行程

6:30 起床        6:45 クラスごとに朝食

8:30 ホテル出発  クラスごとにバス移動

9:30 首里城公園到着  全体集合写真撮影後 守礼の門・正殿など見学

11:00 首里城公園出発  

11:20 国際通り・公設市場 班別自主行動 昼食・おみやげ

14:30 那覇空港集合  ゆいレールで各班ごと集合

15:40 JAL916便搭乗 (16:00 発)

18:20 羽田空港着   解散 帰宅

 

東京第一ホテル オキナワグラーンメールリゾート出発

 あいにくの雨空の最終日の朝、810分、集合時間に合わせて生徒たちがホテルロービーに集まってきます。どの顔も寝不足気味です。昨夜はオキナワ最後の夜、遅くまで廊下を動き回る足音が聞こえ、また、多くの部屋で明かりが灯っており、部屋によっては廊下まで話声・笑い声が聞こえるほど盛り上がっていました。校長先生も午前2時まで見回りをしていました。一般客に迷惑はかけてないと思いたいのですが・・・・。

 おみやげを入れたバックを宅配業者に頼み、各クラスバスに乗り込み、首里城公園・そして班別自主行動を行う国際通りに出発です。

 

ホテルのロビー 出発前の喧噪
ホテルのロビー 出発前の喧噪

 

首里城公園

 首里城は、世界遺産にも登録されている琉球王国の王城だった所です。守礼門は、二千円札の図柄として採用されていることでも有名です。首里城正殿は現在壁の塗り直し工事のため、一部シートが掛かっていた点がちょっと残念。小雨降る正殿前で、クラス集合写真を撮影し、いざ王城の建物内へ。歴史に興味のある生徒は熱心に見学していたようですが、多くの生徒は「疾きこと風の如く」消え、なかなか生徒を見つけられず、一体我が校の生徒は何処へ?状態でありました。

 王城内は、中国文化の影響を琉球が受けていたことを如実に物語る証拠がいっぱい。王座付近の柱には、王権の象徴たる龍の図柄が。気をつけないと見逃してしまいますが、龍の爪の数に注目。中国皇帝の龍の爪は5本。臣下たる琉球王は、それより1本少ない4本です( 王という称号は、皇帝の下のランク )。王の宝冠は、その威厳を今日に伝える貴重な文化遺産です。

建物内を見学し最後に行き着く場所は、首里城のショップ。ここだけでしか買えない物も多く販売されています。K先生のお勧めのお土産をかなり素直に購入する生徒が続出し、品切れ寸前という物も出ました。

 

首里城へ雨中の入場
首里城へ雨中の入場
守礼門(二千円札は今どこに?)
守礼門(二千円札は今どこに?)

 

広福門(階段を上がっていくもの)
広福門(階段を上がっていくもの
正殿(修復中)
正殿(修復中)(シートがかかっている)

 

 

玉座
玉座
龍の柱
龍の柱

 

 

王冠
王冠(フラッシュなし)
王冠(フラッシュあり)
王冠(フラッシュあり)

 

国際通り

首里城の外に出ると天気も回復し、いざ国際通りへ。牧志駅そばでバスを降りる頃には日差しがサンサンと降り注ぎ、先程の雨のおかげでかなり蒸し暑い。おみやげ屋さんが並んでいる様は、アメ横の沖縄版といったところです。ここでめいめい昼食を済ませ、お土産のラストスパート。店を何軒も見比べて安い物や気に入った物を足で稼ぐ生徒、品揃えの豊富な店で一気に揃えてしまう生徒と、タイプが分かれました。全体的には修学旅行の疲れがあったせいか、早々に空港へ向かって、クーラーの効いた場所で休みたいという姿も見受けられました。ゆいレール( 沖縄には電車がありません。モノレールがあるだけです )に一部の生徒が乗り遅れというアクシデントもありましたが、問題なく空港へ集合完了。船を漕いでいる者、ぐったりした様子の者があちこちのシートにいました。

定刻通り飛行機は飛び立ち、羽田に帰着。流れ解散で、無事に修学旅行も終わりました。

心配されたインフルエンザへの感染者も1名も出さず、また台風をうまくくぐり抜けるという悪運の強さ?も発揮した修学旅行でした。平和学習、マリンスポーツ、体験学習、班別自主行動、総てが予定通り実施され、内容の濃い旅行ができました。生徒は沢山の思い出を胸に帰宅することができました。

 

昼食
国際通り 沖縄ステーキ発祥の地(店名:ジャッキー)
国際通りの店先のキューピー
国際通りの店先のキューピー

 

 

写真と文は、UMKK